お別れついて
「お別れ」っいうのは何となくずっと、死に別れたり、もう決して会えることは無いんだと感じる事なんだと思っていた。けどそうじゃなかった、そうでもなかった。
「お別れ」っていうのは「精神的」にも当たり前にあることなんだ、と実感した。そして私は今日、「精神的なお別れの一歩」を踏み出したんだと思う。いや、踏み出したんだ。
今まで「置いて行きたくなかった」と思って、別の場所に行きたい思い半分、行きたくない思い半分だったんだと思う。
今まで勝手に「置いて行きたくなかった」と思って´別の場所に行きたい思い半分´、´行きたくない思い思いが半分´だったんだとたく思う。
ずっとずっと「一緒に手を繋いでいた」イメージだった、今思えば。
私にとって相手は「掛け替えの無い同士であり、失いたくない、置いて行きたく無いと強く思う存在」なのだ。だから、今年から自然と私は今までとは「違う場所」に行きたい、行ってみたいと思うようになった。同時に私の同士であり、置いて行きたく無い存在は
「この事を知ったらどう思うだろう?傷つけてしまうだろうか?私に裏切られたと感じるだろうか?」
そう思うと恐かった。とはいえ、このままというのも良くないので相手に
「私はずっと置いて行きたくないと思っていた。けど今とは別の道を歩んでみたい。置いていくと感じさせるかもしれないけど、いいだろうか?」と聞いたら、相手は「いいよ。」と言い「自分も私に勝手に遠慮しないといけないと思っていた」と胸の内を明かしてくれた。
それから少し、相手と過ぎた過去のこと話して盛り上がった。
私は「別れていくのは、さみしいね。」と言ったら相手も同じ言葉を返してくれた。
私達は(少なくとも私にとって)ずっと「手を繋いでここまで来た」イメージだった。けれど今日この日、お互いの手を一旦離して「心」が別々の道に進んでいく事を決断したのだ。
思い返すと、双子ではないけれど「半身」のような存在だと思っていたのだと思う。
「お別れ」はとても寂しい。たけど私も相手も別々の人間でそれぞれの「幸せ」を選択をして「幸せ」になっていくのだ。
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