ペロー童話集
図書館であったので借りて読んでみた。
色々お話があるんだけれど、この童話集のこの3つが好きだなと感じた。
・妖精たち(もしくは仙女たち)
宝石やお金は人の心を大きく動かす。けれど「優しい言葉」はもっと大きな力があり、もっともっと価値がある。と「礼節は気配りが必要」だし、愛想の良さも少しは欲しい。と言うのがこの物語の教訓らしい。
下の娘さんは求められたら、自分のできる限りで相手に与えたのかなと私は思った。
私もこの教訓を参考にしていきたいと感じた。
・巻き毛のリケ
巻き毛のリケの相手のヒロインは、美しく生まれたが同時に頭は良くなく愚かしくその事を嘆いてる最中にリケと出会い、自分と結婚することを条件に「賢さ」を分け与えられ「才女」になった。が、その後リケと再会するとそれとなくお断りをする姫とリケの「賢い言葉遣い」による攻防までは良かったんだけど、その後は急ピッチ過ぎたかなと感じた。(いや、ちゃんと纏まってるのかもしれないが)
●個人的には、ヒロインちゃんが好きになりづらかった。(主に約束は守ろうよと言う意味で)
あと、(そのままを受け取る訳じゃないが)賢い人達の言葉遣いって穏やかでこういう感じなの?って思ったのと、「賢さ」は良い意味でも悪い意味でも盛り込まれてたんじゃないかなと感じた。
リケは容姿は醜いらしいけど、言葉遣いは穏やかな上で主張を述べているシーンが好きになった。
この話の教訓としては、愛するれば相手の何もかもが美しく、すべてが賢くみえる、らしい。けど、私は最初から相手に全てを魔法みたいに与えられるんじゃなく、相手に助力をお願いしつつ自分の力に変えていきたいかもしれないって感じたかな。というのが私自身の教訓になるのかな?
・おろかな願い
毎日、愚痴と不平不満が日課になっていた木こりの目の前にある日突然『神』が現れてお前(木こり)に「三つの願い」を叶えてやる、さらばだ。な感じで木こりは三つのチャンスを与えられるが、結局は財布をお金でいっぱいになどせず、慎ましく幸福な事に使い切る。
この教訓は、ある意味「願い事」が具体的にない人はチャンスがあったとしてもあまり意味をなさ無いだろう、と私は思った。
●個人的に読む前は、どんなバトエンだ?と勝手に思ってたけどそんな感じはしなくてよかった、よかった!
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